**反り腰(腰椎前弯過度)**は、骨盤が前方に傾くことで腰椎の前弯(腰の反り)が過度に強くなった状態です。これにより、腰痛や姿勢の不良が引き起こされることがあります。この問題に関して、腸腰筋(腸骨筋と大腰筋の総称)は非常に重要な役割を果たします。
腸腰筋の役割
腸腰筋は、骨盤と腰椎をつなぐ重要な筋肉で、主に以下の役割を担っています。
股関節の屈曲: 腸腰筋は股関節を屈曲(膝を胸に引き寄せる動作)させる主要な筋肉です。
腰椎の安定: 腸腰筋は腰椎を安定させる役割もあり、体幹の安定に寄与します。
骨盤の前傾: 腸腰筋が過度に緊張すると、骨盤が前方に引っ張られ、結果として反り腰の原因となることがあります。
反り腰と腸腰筋の関係
反り腰の原因の一つに、腸腰筋の緊張や短縮があります。以下のようなメカニズムが働くことが多いです。
腸腰筋の短縮: 長時間座った姿勢や運動不足などにより、腸腰筋が短縮することがあります。これにより骨盤が前傾し、腰椎の前弯が強くなり、反り腰が生じます。
腹筋の弱化: 腸腰筋が短縮している場合、対になる腹筋が弱化することがあります。腹筋が弱まると、骨盤の前傾を抑える力が低下し、反り腰が助長されます。
改善方法
反り腰を改善するためには、腸腰筋の柔軟性を高めることと、関連する筋肉(特に腹筋や臀筋)の強化が重要です。
ストレッチ
腸腰筋のストレッチ: 片膝を立てて反対の膝を床につける「ランジストレッチ」や「ハーフニーレングストレッチ」で腸腰筋を伸ばすと効果的です。
筋力強化
腹筋の強化: プランクやクランチなどの腹筋トレーニングで、骨盤の前傾を抑える力を強化します。
臀筋の強化: ブリッジ運動などで臀筋を強化し、骨盤を適切な位置に保つサポートをします。
姿勢改善
正しい姿勢の意識: 座る時や立つ時に、骨盤をニュートラルポジション(前後に傾かない中立位)に保つことを意識しましょう。
腸腰筋の状態が反り腰に大きな影響を与えるため、これらのアプローチを継続的に行うことで、反り腰の改善に繋がります。
稲毛作草部整骨院
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